コンサルタント弁護士・籔本恭明(やぶもとやすあき)
経営の視点
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週刊東洋経済2016.11.12 沖電気工業OKI 執念の工場再生
週刊東洋経済2016.11.12 沖電気工業OKI 執念の工場再生
作成:2016年11月6日(日)
東洋経済では、沖電気の清水光一郎氏が、沖電気を本庄工場を再生させるためにEMSで成功した事例が紹介されています。
沖電機は、沖牙太郎氏が電機製造・販売を業とする明工舎を創立した1881年(明治14年)1月から始まります。
同年、第2回内国勧業博覧会に「顕微音機」を出品し、両陛下の目に留まり、有功二等賞を授与され、明工舎の名前は一挙に世に知られました。
しかし、同年の松方デフレで危機を迎えます。
牙太郎氏が奔走し、1882年に軍用プリンタと軍用電池を陸軍に納入することができ危機を乗り越えます。
ルーターの出現によって危機を迎えた沖電気の本庄工場に、清水氏が2001年、トップに着任します。
清水氏は、独自の開発装置で多品種少量生産を可能にし、EMS(電子機器の受託生産)で再生を成し遂げます。
当時よくコンサルタントがいっていた「多品種少量生産」に出たから成功したのではないと思います。
実際、多品種少量生産に取り組んで失敗した事例は数多くあります。
戦略の選択の問題ではなく、「やり抜く力」がEMSを成功させたのだと考えられます。
つまり、コンサルタントは「戦略」の大切さを訴えます。
しかし、現実の経営では、戦略もさることながら、「やり抜く力」が成否を分けていることが多いのです。
OKIの事例は、このことを示してくれていると思います。

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