コンサルタント弁護士・籔本恭明(やぶもとやすあき)
経営の視点
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日経ビジネス2016.10.24 ジョセフ・スティグリッツ氏の視点 トランプ候補から学ぶべき教訓
日経ビジネス2016.10.24 ジョセフ・スティグリッツ氏の視点 トランプ候補から学ぶべき教訓
作成:2016年11月3日(木)
 なにかとお騒がせなトランプ氏に対して、ノーベル経済学受賞者であるスティグリッツ氏が、米国の政治エリートがトランプ氏から学ぶべきことを挙げています。
 まず、過去の40年間、多くの経済政策に用いられてきた新自由主義的な市場に任せるのが得策との理論は全く間違っていたこと。
 そして、経済のルールを改めて書き換える必要があること。
 この二つです。
 今回の大統領選をニュース等で眺めていて、経済政策と経済のルールを変えるだけでなく、民主主義のルールも変える必要があるのではないかと思いました。
 ちなみに、プラトンは、最上の国家は巨大な教育組織でもあると考えていました。
 プラトンは、公務に当たる者は、第一に、音楽、詩、物語などで感性の教育を受けること、第二に、算術や幾何の学習をしてからは体育の訓練を受けること、第三に、20歳から30歳まで数学的諸学科の研究が課されること、さらに選ばれた者は、第四に、35歳まで哲学的訓練を受けること、第五に、50歳まで公務の訓練を受けること。
 プラトンは、これら全ての訓練を終えた者の中から最もすぐれた者が、50歳以降交代で統治にあたるべきだと考えました。(福田歓一「政治学史」29頁 東京大学出版会)
 民主主義が機能するためには、個人の私的利益の最大化を目指すのではなく、ソクラテスが考えたように、「富を求めるな、名誉を求めるな、ただ魂をできるだけすぐれたものにすることに意を用いよ」という価値観を共有する必要があると思うのです。
 統治者には、公共のために奉仕することを神仏にお誓いするというように、民主主義のルールを変える必要があると思うのです。

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