コンサルタント弁護士・籔本恭明(やぶもとやすあき)
経営の視点
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事業承継(その18)一般株主の保護
事業承継(その18)一般株主の保護
作成:2016年4月27日(水)
事業承継(その18)一般株主の保護
一般株主の立場からすると、ファミリー企業内部の同族の争いにまきこまれて、とばっちりをくってしまっては堪ったものではありません。
経営者一族の内紛の火種は、有価証券報告書の記載事項にはなってもいません。
ファミリー内部の紛争のような情報はそもそも開示に親しまないものなのです。
しかし、同族の争いが発端となって取締役会が紛糾することは、現実にあるのです。
後継者の支配を強化するために、有能な社員を放逐することもしばしば散見されます。
投資家も経営者も社員(従業員)も生身の人間ですが、人間はそもそも経済的合理性に従って行動するとは限らないのです。
このような現実であるからこそ、経営者の使命として、一般株主に不測の損害を与えないようにしなければならないと思うのです。
ファミリー企業においても、上場するならば、ガバナンスを確たるものにし、企業価値を向上させ、社会に価値を提供する義務は、非ファミリー企業と同じく課せられると思うのです。

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