コンサルタント弁護士・籔本恭明(やぶもとやすあき)
経営の視点
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フランスの弱み
フランスの弱み
作成:2015年12月22日(火)
ダイヤモンド(2015.11.28号)で「フランスの弱み」と題した記事で、イスラム国の標的にされたのは、フランスの弱みが原因であるとしています。
一つは、フランスでは、「自由、平等、博愛」の下での同化主義を基本原理としていること。
二つは、近代的価値観の行き詰る中で、イスラムに対する諦念と憧憬があること。
我が国の場合は、第一に、どのような宗教も受け入れてきた文化がある一方で、佛教では、最澄をはじめ戒律を緩やかにするなど、宗教を「日本化して受容する」傾向があります。第二に、もともと、祭祀者としての天皇を統合の象徴として戴くなど、近代的価値観一辺倒の社会ではなく、近代的価値観の行き詰りを感じていないといえるでしょう。
もし、我が国がフランス同様にイスラム国に対して弱みを見せるときがくるなら、それは、一つは、「日本的であること」を失ったとき、二つは、近代的価値観に染まってしまったときだと思うのです。

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