コンサルタント弁護士・籔本恭明(やぶもとやすあき)
経営の視点
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人口減少がデフレの原因か
人口減少がデフレの原因か
作成:2015年1月6日(火)
デフレの原因は、人口減少にあるのでしょうか?
デフレが始まったのが、1997年4月だと言われています。
一方、我が国が継続して人口が減少し始めた所謂人口減少元年は、2008年と言われています。
とするなら、デフレの原因は人口減少だと断定できません。
1989年のマルタ会談から1990年のドイツ統一までが冷戦終結期と言われています。
その後、グローバルに生産拠点の移動が加速し、アジアを中心とした低賃金労働による生産が急激に増加しました。
グローバル化は、単純労働における賃金の世界的な平準化をもたらします。
その結果、産業の空洞化、賃金低下が生じました。
デフレの原因は、人口減少ではなく、
1)1990年代初頭のバブル崩壊による不動産価格の下落によって間接金融を主とする我が国おいては担保を欠いたこと、および、経済縮小によって新規設備投資が減少こと
2)1990年代初頭のバブル崩壊による不良債権によって、金融政策の波及効果が遮断されたこと
3)東西冷戦の終結がもたらしたグローバル化による産業空洞化と賃金低下圧力
4)リーマンショック以降の新規設備投資減少
5)リーマンショック以降に米国・EUに匹敵する金融緩和を怠ったこと
これらが複合的に関与していると考えられます。


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