コンサルタント弁護士・籔本恭明(やぶもとやすあき)
経営の視点
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宇沢弘文先生が逝く
宇沢弘文先生が逝く
作成:2014年10月20日(月)
日本を代表する経済学者であった宇沢弘文先生が、9月18日に亡くなられました。
法学部の学生のころ、経済学部の授業にしばしばもぐりこんでいたので、宇沢先生をしばしば見かけました。
いつもランニングと短パンで、走って学校にきていらした。
京都での学会の際には、着替えを忘れて、短パンのまま学会に出たという逸話も聞きました。
新自由主義の経済学は、人間が私利私欲を追求すれば、神の見えざる手によって社会全体の富を増すという考えを基本にします。
宇沢先生は、倫理性を非常に重んじられ、このような考えを毛嫌いされていました。
アダムスミスは、その著書「道徳感情論」の中で、社会には正義が必要だということを書いています。
我利我利亡者ばかりで社会全体の富が増加しても、結局、均衡矯正作用としてのいさかいがおこります。
社会全体の富の増大を求める経済学よりも、社会全体の幸福を増大させる経済学が望ましいと思うのです。
宇沢先生も、きっとそのような経済学を目指していらしたと思うのです。

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