コンサルタント弁護士・籔本恭明(やぶもとやすあき)
経営の視点
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医療の集約化
医療の集約化
作成:2014年8月8日(金)
非営利ホールディングカンパニーを創設して、これを起点に医療の集約化が図られようとしています。
しかし、現時点での構想は、競争を排するもので、消費者である患者にとっての価値はありません。
いわば、相撲の番付表を固定するようなものです。
本来は、医療の質や患者への価値によって競争することが健全な医療を作ります。
医療の集約化は、「総合病院」を中心にするのではなく、患者の病態ごとに集約化されるべきです。
厚生労働省が出した2025年のロードマップでは「超急性期」という概念が出てきますが、一部の診療科を除いて、「明日でも間にあう診療科」と「今すぐでなければ間に合わない診療科」と一緒に論じてはいけません。
医療の質のよる競争を排した非営利ホールディングカンパニーを中核にした集約化によっても医療の質を向上させるためには、①電子カルテを国家の管理するサーバーで共有化して、当該患者を診察する医師なら誰でも当該カルテを閲覧できることにより、治療内容を透明化すること、②診療実績のデータを整理して透明化を図ること、などによって医療の質を担保する仕組みが必要だと思います。


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