コンサルタント弁護士・籔本恭明(やぶもとやすあき)
経営の視点
経営の視点
PF2
PF2
作成:2013年2月11日(月)|更新:2013年5月14日(火)
すっかりPFI(PRIVATE FINANCE INITIATIVE)の名前は定着したと思います。
PFIの事業方式には、BOT方式、BTO方式、BOO方式、RO方式等の方法があります。
BOT方式とは、建てて(BUILD)、運営して(OPERATE)、移転する(TRANSFER)方式です。
BTO方式とは、建てて(BUILD)、移転(TRANSFER)して、運営する(OPERATE)方式です。
BOO方式とは、建てて(BUILD)、所有して(OWN)、運営する(OPERATE)方式です。
RO方式とは、改修して(REHABILITATE)、運営する(OPERATE)方式です。
PFIの事業類型には、サービス購入型、独立採算型、ミックス型があることはご存じのとおりです。
上記の事業方式と事業類型において、民間資金を活用しようとするものです。

この度の安倍政権において、建設国債による公共事業を増やすわけですが、PFI等の民間資金を活用できないかの議論が聞こえてきません。
おそらく、過去のPFI事業の実績が必ずしもよくなかったからでしょう。
PFIの本家である英国では、キャメロン政権が、民間資金を活用して、PPP(PUBLIC PRIVATE PARTNERSHIP)に対する新しいアプローチとしてPF2に着手しています。
従来のPFIよりも、政府の関与を強化して、
1)迅速性を確保し、低価格で実現する
2)サービスの柔軟性を確保する
3)透明性を確保する
4)リスク配分によって価値を増大させる
5)デットファイナンス、エクイティファイナンスの利用を広げる
などの特徴があります。
これから、国債による資金調達には限界があります。
また、消費税増税の道筋が付きましたが、景気に対するプラスのマインドを維持するためには更なる増税にも慎重さが求められます。
そうであるなら、過去PFIの失敗例を研究して、英国のPF2を研究し、民間資金を活用した公共事業の在り方を探って頂きたいと思います。

  このエントリーをはてなブックマークに追加
経営の視点に関する詳細や関連記事はこちらに御座います。併せて御覧ください。