コンサルタント弁護士・籔本恭明(やぶもとやすあき)
経営の視点
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iTuneに勝てるのは誰か?
iTuneに勝てるのは誰か?
作成:2013年1月4日(金)|更新:2013年5月14日(火)
御存じのように音楽産業は縮小しています。
音楽業界では、レコード会社が原盤権を持っています。
音楽ソフト売上は、この10年間で、4400億円から半減しています。
これは有料音楽配信に売上を持っていかれたのですが、この有料音楽配信も違法ダウンロードで売上が伸び悩んでいます。
今、iTuneを通さないと音楽が売れない。しかし、利ザヤは持っていかれる。また、違法ダウンロード、違法コピーで、iTuneを通しても、売上の増加が望めないという厳しい状況にあります。

もし、iTuneに勝てるビジネスモデルがあるなら、どのようなものが考えられるでしょうか?
最終的には、知的財産を有しているアーチストの権利が確保されないと、いい芸術は残らないでしょう。
多くのアーチストは、デジタル配信に依存しないビジネスモデルを模索しています。
AKB48の、総選挙に対する投票用紙という実態と併せてCDを売り上げている例、ライブ、グッズ販売等々。
しかし、知的財産という観点からいうと、本来、アーチストの知的財産に関与御する団体が、アーチストの利益を確保できる形で、配信会社に出資して事業を共同管理するべきだったでしょう。
各レコード会社が出資して、違法コピーが困難な配信方法で共同配信会社を共同設立するべきだったでしょう。
残念ながら、レコード会社が、アーチストの知的財産を確保するという視点が希薄で、当面の売上を確保することを優先させてしまったのではないでしょうか。
今からでも遅くありません。
レコード会社が連合して、共同配信会社を共同出資して、違法ダウンロードが困難なシステムを開発して頂きたいと思います。

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