コンサルタント弁護士・籔本恭明(やぶもとやすあき)
経営の視点
経営の視点
医療や介護は成長戦略分野となるか
医療や介護は成長戦略分野となるか
作成:2012年12月26日(水)|更新:2013年5月14日(火)
医療や介護は成長戦略分野として期待できるでしょうか?
確かに、再生医療等が保険外治療として拡大することは考えられます。
しかし、再生医療等を保険内診療としてとき、高額療養費制度がある以上、保険財政を毀損する危険さえあります。
医療の高度化による医療費増大の可能性がある以上、成長戦略そのものが社会保障と利益相反の関係に立ち、今から医療制度を構築しないといけません。

病床の機能分化と病床当たりの人的配置を手厚くする必要が相当以前から認識されているにも関わらず、前進のスピードは絶望的な程遅いと言えます。
病院等を民間の資本で整備されてきた経緯から、政府が強制的に改革が進まないという事情もあります。
しかし、そうであれば、少なくとも公的セクターについては、政府が責任をもって、機能分化と病床あたりの人的配置を手厚くできるように統合を加速させる必要があるでしょう。
介護領域は、成長分野というより雇用の受け皿という失礼な見方をされているように見受けられます。
医療の高度化が医療保険財政を毀損しない配慮と公的セクターにおける統合と効率化があれば、医療は成長戦略の重要領域の一つになるでしょう。

  このエントリーをはてなブックマークに追加
経営の視点に関する詳細や関連記事はこちらに御座います。併せて御覧ください。