コンサルタント弁護士・籔本恭明(やぶもとやすあき)
経営の視点
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禅譲・世襲・放伐
禅譲・世襲・放伐
作成:2012年4月20日(金)
古代中国の帝位の承継には、禅譲、世襲、放伐(革命)の三つの方法があります。禅譲は、霊能力があり徳が高く治山治水、治安、産業振興、国土防衛等に優れた人を神示によって、即ち、天命によって地位を譲るもので、理想的な承継の方法です。神話の時代の中国では、堯から舜へと禅譲されました。帝位を受けながら不適格となった場合、天命・神示によって帝位を替えました。天命が革まる、これが革命です。
現在でも持分のない法人やファミリーの持分が希薄になった大規模企業には、禅譲が理想的な承継方法と言えるでしょう。
しかし、現代の事業承継の場合、小規模閉鎖会社のファミリー企業の場合、持分による支配を基本にしているので、禅譲が必ずしも理想的な方式とは限らず世襲という方法が選択されます。
ただし、承継候補者の中に適任者がどうしても見つからない場合には、持分会社等を設立して「君臨すれども統治せず」という手法で、ファミリーの創業の精神を活かしつつ、経営専門家に経営を委譲するという方法もあります。
いずれにしても事業承継には十分な準備が必要です。

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