コンサルタント弁護士・籔本恭明(やぶもとやすあき)
経営の視点
経営の視点
バランス・スコアーカード(BSC)
バランス・スコアーカード(BSC)
作成:2011年8月1日(月)
多く企業は、バランス・スコアーカード(BSC)を導入されています。今更、説明する必要はないでしょうが、キャプランとノートンが、HBRに発表した「戦略を実行に移すための道具」です。
財務の視点、顧客の視点、内部プロセスの視点、学習の成長の視点から、重要業績指標を設定し、これらの因果の連鎖でを表現した戦略マップを描きます。
いくつかの企業では、いきなり社内でワークショップを開いて、戦略マップを描こうとされています。
ちょっと待ってください。BSCは単なるマネジメント・クオリティー指標の羅列ではありません。
基本に立ち返って、共通価値を確認し、ちっきり戦略を描いて、戦略コンセプトを共有してから、BSC作成にとりかかって下さい。
BSCは、作成することが目的はないのですから。
財務の視点から始まり、最後には学習と成長の視点に落とし込んでいくわけですが、まず、企業戦略があって、それに則った組織・人事戦略があって、企業が求める人材像があって、はじめて「学習と成長の視点」が明確になるのです。
組織・人事戦略が明確にできていないのに、財務の視点、顧客の視点、内部プロセスの視点等だけから学習と成長の視点が出てくるほうがおかしいと思うのです。
BSCは素晴らしい道具です。
しかし、落ち着いて基本に立ち返って、戦略マップを描いていただきたいと思います。

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